加齢とともに発症のリスクが高くなる五十肩・四十肩。発症してしまうと日常生活に支障が出るだけでなく、夜中に疼いて眠れなくなり睡眠不足となり健康状態にも影響が出てしまいます。
普段から予防していけば、日常生活に問題が生じにくくなり健康状態が悪化するということも避けることができます。今回は五十肩・四十肩を予防するための方法をお伝えします。
普段からストレッチや運動などをしていれば簡単に予防できますが、仕事や家事などが忙しく運動習慣を作れない方や1日が終わり疲れ果ててストレッチをする余裕のない方は、五十肩注意報として覚えておいてください。覚えておくことで、何か変化を感じた時に予防策を練ることが可能です。
デスクワークに多い五十肩・四十肩
パソコンやスマートフォンの普及により、私生活や仕事においても電子機器の活用は必須となっています。しかし、これらの機会が浸透していくにつれて肩こりや頭痛・疲れ目(眼精疲労)なども増加傾向にありますが、五十肩や四十肩で悩んでいる人がどんどん増えてきています。なぜ五十肩や四十肩が増加傾向にあるのかというと、パソコンやスマートフォンの操作時に姿勢が悪くなり背中の筋肉が伸ばされた状態でガチガチに固まってしまいます。それが長期的に続くと肩関節のスムーズな運動を制御する”肩甲骨”の動きが悪くなってしまい五十肩のリスクを高めてしまいます。
出来るだけ五十肩や四十肩を発症しないように、今回はセルフチェックについて解説していきます!
もしかして五十肩?あなたはいくつ当てはまりますか?
もし上記の項目に一つでも当てはまるものがあったらすでに五十肩・四十肩になっている、もしくは五十肩・四十肩予備軍の可能性があります。
肩関節の動きを自分で確認してみましょう!
肩関節可動域(肩甲骨の硬さ)のセルフチェック方法
それではこの項目では、あなたの肩関節の状態を明確にするためのチェック項目について解説していきます。先ほどのチェック項目で一つでも当てはまる項目があったら必ず、肩関節の動きのセルフチェックを行ってください。肩関節のセルフチェックを行うことで、五十肩・四十肩による最悪の未来を回避することができます。
肩を上げて肩甲骨の硬さセルフチェック!
肩甲骨の動きの悪さは腕の上がり具合である程度判断できます。自分だけで判断しにくにい場合は、ほかのひとにみてもらうようにしましょう。方法を説明します。
- かかとと背中を壁につけて立ちます。そのままの状態で腕を肩の位置まで上げます。手のひらは下向き、肘は伸ばして腕も壁につけます。
- そのまま痛みを感じない程度に無理のない範囲でかべつたいに腕を上げて、角度を測定します。
「肩甲骨はがし」で五十肩・四十肩解消!
テレビや雑誌などでも話題の”肩甲骨はがし”は、五十肩・四十肩や肩こりなどの予防&解消にとても効果的です。肩甲骨が固まっている人にとっては、肩甲骨はがしはとても気持ちいいので試してみてください。もし、痛みが強過ぎてできない場合は四つん這いになりながら行うのも一つの手です。
肩甲骨はがし方法①
- 立ちながらでも座りながらでも構いませんが、片腕をぎゅーっとまっすぐ手のひらを前に向けて伸ばします。できるだけ遠くのものを触るようなイメージで腕を伸ばしてください。そうすれば肩甲骨の柔軟性が高まり効果が出やすくなります。
- 腕を伸ばした状態からゆっくりと5~10秒かけてゆっくりと下げていきます。この時も出来るだけ遠くのものを触るイメージでやりましょうりこれを左右5回1セットを3セット行いましょう。
肩甲骨はがし方法②
両肘を肩の高さまで上げ、肘を曲げて鎖骨を触るポーズを作ります。
- 1.この状態から肘を上げられる範囲で構わないので上に上げて肩甲骨を動かします。
- 2.肘の位置は常にキープしながら肘を後ろに引きます。左右の肩甲骨を引き寄せるイメージをしながらやってみてください。
- 3.肩甲骨を引き寄せたまま、肘をゆっくりと下げてます。
1~3を各5回1セットとし1日に3セットは行なってください。デスクワークなどの合間に行うのも効果的です。
まとめ
肩甲骨の動きを確保する(可動域を広げる)ことで五十肩や四十肩の治りが早くなるだけでなく、予防にも効果的です。肩甲骨美人になって、五十肩や四十肩・肩こりなどをなくして健康的な体を作っていきましょう!